• 「 小さい頃から絵を描く・・ 」

    小さい頃から絵を描くことは好きだった。
    しかし、人よりうまいという訳ではない。
    描いていると夢中になるということだった。
    描いていることが自分を楽にさせたのだ。
    時には友達と遊ぶよりも、道路の落書きに夢中になり
    夕食に遅れることもたびたびだった。
    思えば、なんと良い時間をもてたものだ。
     今、雑路の世界の中に心の糧を獲んと奮闘して
    いるのにくらべれば、優雅な時間にちがいない。
    しかし、今を生きる大人が子供の頃の時間に
    帰れる訳ではない。
    大人は子供の時間を記憶している。
    その時間を忘れずに今に活かそうとするぐらいは
    できるだろう。
    絵の好きな人達がその気持ちを忘れない人達で
    私の友人であれば、尚、素晴らしい。